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2025/04/27  [PR]
 

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こっちの更新すっかり忘れてました。直前ですみません。おしながきです。

○新刊はありませんごめんなさい。無配があります。ふたなりぱおうさちゃんあほえろです。サンプルこちら(→ぴくしぶ) ぴくしぶ登録してねえよバーローッって方はこの記事の続きにも畳んで同じ内容のサンプルを置いてますのでそちらをご参照ください。
○年齢確認を実施させて頂く場合があります。身分証明書の準備をお願い致します。
○できるだけ高額紙幣の利用は控えて頂けるとありがたいです。100パー慌てます。
○開場後すぐは狩りに出てるのでスペースを空けてます。30分~1時間くらいで戻りたいです。ゆっくりお越しください。また当日はツイッターの公開垢の方で色々言ってると思います。

ってことで多分こんな感じだと思います。なんも忘れてない!多分!!
新刊ないの初めてで口からなんか出そうです。よければ近くに寄ったついでにでも無配貰いにきてやってくださいね。よろしくお願いします。

以下続きから無配のサンプル。冒頭1P半くらいです。淫語/ハート付き喘ぎがあります(淫語は現物の方はボールペンでぐしゃぐしゃーって隠してますが(お持ちの方はあにばに本の最後の方と同じだと思っていただければ)ぴくしぶやこっちに上げるときはまんま無修正で上げます)。苦手な方はご注意を。









 ランニングマシーンから飛び降りると、ボクは勢い良く伸びをした。
 今トレーニングセンターに居るのはボクひとりだけだ。ここに来てから数時間くらいが経ったけど、顔を合わせたのはバーナビーさんとカリーナだけだし、その二人もついさっきトレーニングを切り上げてしまった。つまりボクが最後の一人ということになる。
 お腹が空いたなあと思って時計を見ると、午後六時を過ぎていた。トレーニングルームの施錠時間はまだまだ先なので、ボクが出る時に特に何かをする必要はない。ナターシャと合流して何か食べよう、と汗を拭いながら思った途端に、小籠包やらハンバーグやら脈絡なく色んな食べ物が脳裏に浮かんできて、ボクは小さく笑った。何がいいかな。楽しみだな。けれどまずはシャワーを浴びて着替えないと。
 そうして女子専用のロッカールームに入ろうとして、しゅんと扉が開いた瞬間、ボクはふと、その隣に構える男子専用のロッカールームが気にかかった。バーナビーさんのことを思い出したからだ。
 そういえばカリーナについては、既にトレーニングルームから出て行くところを見ている。機械の上で走りながら、また明日、だとか手を振り合った記憶があるのだ。けれどそういえば、バーナビーさんが出て行くところをボクは見ていなかった。トレーニングを切り上げて、ロッカールームへと入っていくのを横目で見届けて、それきりだ。
「……バーナビーさん、どうしたのかな」
 ひとりごちても返事はなかった。バーナビーさんがロッカールームに入ってからどれくらい経っただろう。時計をちゃんと見ていたわけではないからよく分からないけれど、既に三、四十分近くは経っている気がする。いくらシャワーを浴びているにしても長過ぎる。何かあったのだろうか。ボクがトレーニングに耽っている間に、ロッカールームから出てこれなくなるような何かが。
 真っ白な顔をしたバーナビーさんが冷たい床に倒れ伏しているさまを、殆ど反射のように想像した。怖気が立つ。いけない、そんなこと。
 女子専用のロッカールームに入ろうとしていた足を止め、左を向いた。数歩歩けば男子専用のロッカールームへの扉がある。――入るだけだ。入って、中を確認するだけ。何か大変なことが起きていたらいけないし、何もないならないでバーナビーさんに謝ればいいのだ。それにボクにだって一応、『男の子』と同じような部位があるにはあるのだし。ボクはこくりと唾を飲んでから、一歩、片足を踏み出す。
 しゅんと扉が開いた瞬間聞こえたのは、嬌声だった。
「うぁ、あぁっ、あ……♡」
 びく、と思わず慄いて足が止まる。初めて入る男子用のロッカールームは、ロッカーの配置も含めて女子用のそれと大差はなかった。両側の壁に沿うようにずらりとロッカーが配置され、真ん中には簡素なベンチが設置されている。結論から言えばバーナビーさんは床に倒れてなどいなかった、いなかったが、座り込んでは、いた。いつもの黒いTシャツに着替えてベンチに凭れかかって、床に足を開いて座って、右手は何かを口元に当てながら、左手は……
 ボクは息を呑んだ。ドアの開閉音で気づいたのか、バーナビーさんがばっと此方を見る。そうしてボクの姿を認識した瞬間、潤んだ緑色の瞳に、信じられない、と言いたげな、絶望混じりの色が宿った。
 下着ごとずり下がったカーゴパンツ。バーナビーさんの色の白い左手は、あられもない場所へと入り込んでいた。影になってこの位置からだとよく見えないけれど、硬くなったペニスの下に、手首から先が潜り込んでいる。
 吐いた息が、じんわりと熱い。かわいそうに、そのまま固まったみたいに動きを止めてしまったバーナビーさんへと、また一歩、足を踏み出す。近づいていく。
「……バーナビーさん、何してるの?」
 バーナビーさんの肩が震えた。よく見ると、髪がしっとりと濡れている。どうやらシャワーは浴びた後らしい。そして右手で口元に押し当てていたのは、白いタオルのようだった。何かを弁明しようとしたのか、ちが、とだけか細い声が響く。
「何が違うの?」
 気づけばボクは笑っていた。狼狽えるバーナビーさんの言葉を遮りながら、指ひとつ動かせないまま固まった彼のすぐそばで足を止める。じっとバーナビーさんを見下ろすと、かあっ、とただでさえ赤らんでいた頬が更に赤くなっていった。唇が小刻みに震えているのを見て、きゅんと胸が締め付けられるかのような錯覚をおぼえた。かわいいなあ。かわいい。バーナビーさんはおとなだし、いつもはハンサムだし格好いいし、こんなこと、一回も思ったことなかったのに。ボクはその場にゆっくりとしゃがみこんで膝をついてから、そっと、バーナビーさんの左手が潜り込んだ場所へと手を伸ばした。
「『僕はみんなが使うロッカールームでオナニーするような淫乱じゃない』、って?」


(以下本文に続く)
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